だけど、ある日の帰り。 なぜか、とても嫌な予感がして。 「ねぇ、雪…」 とても重い空気を感じて。 告白されたときと同じような返事を私はした。 「…どう、したの?」 遥くんと喋ることさえも、怖くて。 心臓が嫌な音を立ててうるさい。 きっと、別れを告げられる。 怖い。 「俺たち、別れよっか」 その嫌な予感が的中してしまった。