そのまま、私の腕を掴んでそこから歩いて行く。 「あ、あの!」 手離してー… 痛いですー… 「ごめん、なんかやばそうだったから」 パッと話された手。 助けて、くれたんだ。 「いえ、ありがとうございました」 あ、 1つ聞きたいことある。 「あの、どうして私の名前知ってたんですか?」 「え?」 この人、雪って呼んだよね?