私たちは幹部がいる上の部屋に行った。



ガチャッ



陽「おーすっ。」


蒼「陽翔、早かったな。」


陽「連れてくるだけだし。」


唯「結ちゃーん!!」



ギュッ



「唯くん。」


唯「最近、全然来てくれないから寂しかったよ。」


「ごめんね。」


唯「だからね、その分ギューってするね!」



キュンッ



「うん!私も唯くんをギューってするね!」


陽「……。」


蒼「羨ましいなら、陽翔もやってもらえば。」


陽「誰もそんなこと一言も言ってねぇよ。」


蒼「怖い顔して眺めてるから、
そうなのかな‍?って思ったんだけど。
違うの‍?」


陽「…ち、違ぇーよ!」


「何が違うの‍?」


陽「羨ましくないってこと…って結愛!‍‍?」


「ん‍?」


陽「///な、なんでもねぇよ!」



ガチャッ
バタンッ



なぜか、陽翔は照れた顔で怒って部屋から出ていってしまった。



私は分からず、蒼聖を見た。



蒼「結愛のせいじゃないから。
ただ、素直になれない陽翔自身のせいだから。」



もっと分からなくなった。



「そうなんだ。」