「ねぇ、あの子可愛くない?」

「ほんとだ、何組の子だろー?」

市川 詩彩、今日から華の女子高生

可愛いなんて当たり前

だって今日だって髪のセットとメイクに何分かけたと思っているの?

「あの子あれに似てない?ほら、モデルのー」

あ、危ないバレる

さりげなく身を隠す

「詩彩すごいねー!いきなり人気者じゃん!」

そう言ってくれたのは幼馴染の祐香(ゆうか)

「そんなことないよ、今だけでしょ」

「ここだと誰も詩彩がモデルだって気づかなー」

「?#@¥"$¬‼」
優香の口を手で塞ぐ

「学校では絶対話しちゃダメだからね」

「も〜う!!分かってるって!!」

そう、私はあるティーン雑誌の専属モデル

仕事もしたいし勉強もしたい…

そう思ってわざと都会から離れた高校に進学

優香も一緒で本当に良かった

私がモデルだってこの学校で知ってるのは 優香と校長とか上の立場の人間、担任だけ
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「ガラガラッ」

高校に入って初めての授業

期待と不安が入り混じった気持ちの中、

君と出会った