愛色SHERBET

なるほど
「ソラちゃんの筋肉はそこからきてるわけなんだね…」
肘下まで捲られた制服から伸びるソラちゃんの筋肉質な腕を見て、私は一人納得していた。


「へもはんむぐぁもぐ…」

何か言おうとしてもごもごとこもった声を出すソラちゃんを、ちゃんと飲み込んでからね、となだめる。
すると、彼は手元のペットボトル(中身はコーラ)でパンを一気に流し込んだ。

栄養が心配…


心配そうに眺めていたのは私だけではなく、美音やなっちゃんも同様だった。

嘉宮くんは何故か楽しげに笑っているけれど…



「チョコパンがない!!」


突然目をかっと見開いて叫んだソラちゃんに、私は驚いて彼の倍ほど目を見開いてしまった。


何故にいきなり
「ち、ちょこぱん…?」

「俺の原動力!やけど今日は売り切れてた…」
むすっと不機嫌そうな顔で、ソラちゃんは一番手前にあったおかずパンの封をべりっと開く。


「購買で一番人気やしなー。なんやったっけ、なんとかデラックス?ってやつ」と嘉宮くん。

「え、なんじゃそら」美音が驚いた声を上げる。