「ごめん桃、もうちょっと待ってて。」
「いいよ、ゆっくりで。」
烈さんたちを見送るために、倉庫の外へ出て行った奏多たち。
その後ろ姿を見つめる私とシュウト。
チラっとシュウトを見ると目を輝かせていた。
無理もない。
尊敬してる人たちの背中だから。
「奏多さん、かっこいいっすよね…。」
「かっこよすぎるよね。」
年下からも年上からも同い年からも、信頼や人気を得ている奏多。
存在は高嶺の花。
遠くからでもわかる彼の金色の髪が目立つ。
倉庫の入り口で、車に乗った烈さんたちに頭を下げている喜連のみんな。
シュウトは目を離さず、それを見ている。
いつかはシュウトもああなると考えると、私は今すごい人たちの成長を目にしているんだと思う。

