また君に恋をする



連絡するのが面倒とかそう言うのじゃないけど、総長の奏多は忙しい。


携帯なんて見てる暇すらないと思う。



朝、電話で言ってた本祭はこの街の暴走族ほとんどが集まるお祭りみたいなもので。


その暴走族の連合を仕切っているのは喜連で、その頂点に立っているのが奏多。


つまり奏多は、連合全ての先頭に立っていることになる。



そして準備をしている今、彼が忙しくないわけがない。


龍也でさえ、連絡が通じるかわからないくらいなのに。


今思うと、私の彼氏ってとんでもない人なんだとつくづく思う。



だけど暴走族に関わる女も大変なもので、敵対している族に狙われたりもする。


だから、こうして芽衣と2人の時は連絡を入れたりしないといけない。


自分が喜連の弱みになってしまうから。


そして、心配性の奏多は「何かあってからじゃ遅い」って、必ず迎えに来てくれる。