いつか漫画で読んだ世界観。 ドラマや漫画でしかありえないと思っていたことが、今現実に起きている。 「奏多…、」 俺の言葉にまた沢山の涙を流すおばあちゃん。 あいつは俺との思い出も全部ゼロで、目が覚めたら「はじめまして」から。 「…上等じゃねーか。」 俺はこの時に決心した。 必ず桃を彼女にする。 みてろ。