だけど、、、


「先輩…すいませんでした。俺のせいで…」

「ううん、真宮くんのせいじゃないから気にしないで。」


俺がミスしたせいで、先輩にも迷惑かけて失敗したんだ。


何も出来ない惨めな自分に凄く腹が立った。


それでも小日向先輩は…態度変える事なく優しく笑ってた。


普通は責めても可笑しくないはずのに…


むしろ先輩は励ましてくれた。


どんだけこの人は、心が広くて強いんだろうって気づけば憧れてた。


俺と年だって一つくらいしか変わんないのに。


しっかりしてて自分を持ってた。