「卒業したら毎日会ってくれる?」




「うん。
でも、それも俺のセリフ……取らないでよ……言おうとしたのに……」




すると小さな





「笑ってんの先生?」





「だってー山崎君の少し、いじけ顔が浮かんじゃって」




また小さな笑い声。





その声を聞いてるだけで、俺のテンションが上がってくる。




「私、山崎君の事好きだよ。本当に」




「俺も」




「私、山崎君と同じ事考えてるのかな。
そうだったら嬉しいなー」




「本当に??俺、あんな事やこんな事考えてるよ??」




すると先生は少し黙って




「楽しみにしてる。
山崎君、私……色々言っちゃったけど、山崎君もするんだから我慢できるよ。
でも、もし…」




「うん。
どうしても会いたくなったら、会おう」




「うん。
やっぱり同じ事考えてた♪嬉しい♪」






会いたい。




抱き締めたい。




今日は今までで一番そう思う日。




そして




俺は先生に愛されてる。




と心からそう思えた日。