「でも、安心はするなよ。
あの先生だけは、お前と清水先生の事をもっと調べるべきだ!って言ってたからな」




あの先生……




「あーおばさん」




「……名前はちゃんとあるんだがな。まーいい。
ちなみに俺は笹原だ」




「あ!はい。笹原……笹原先生は俺と先生の事、いつ気が付いたんですか?」



聞きたかった事をやっと聞いた。




「お前があの先生にキレた時だ。

その前から好きなのか?って思ってたのもあったけど……お前、殴りたいって顔してたぞ!?

でも教室に戻れって言った時、ボソッと先生…って呟いたのが決定打。
無意識に言ってると思った」




だから連れていかれたのか……。



「気を付けます」




「ああ!気を遣うと思うから、俺の事は清水先生には言わないでくれ」




「解りました。黙っててくれてありがとうございます。じゃ戻ります」




「ああ!」






俺は教室に戻るとすぐ正雄達の所に行き、帰り時間があるか聞いた。




4人共、大丈夫!との返事。



でも、おごれ!と言う……。



しょうがない……。