見られたのに俺は不思議と冷静で




「清水先生と?」



「山崎」





―――ガラガラ♪――――




中に入ると今授業中だからか3人しか先生は居なくて



「早く座って!!」



その先生達の前で俺と先生は



「あなた達はあんな所で何をしてたんですか?」





するとじーちゃん先生が



「先生、そーゆー話は個室で」



「いいじゃないですか!!ここで!!」



「いやーでもねー」



「先生は黙ってて下さい!!!」



このおばさん先生は俺達生徒に態度が悪い――で、有名だけど教師達にも同じらしい。


それよりも



「話をしてただけで先生が考えてる様な事はねーよ」



本当の話と嘘。
サラリと口から出た。




「話をしていただけ!?腕を掴んでたでしょ!私は見ましたよ?
それに……」



そう言うと先生に目線をずらし



「清水先生っ!!貴方、国語の先生でしょ!?敬語の使い方、教えてないんですか?」




あぁ!?何だよコイツ




「おい。そーゆー事は今、俺に言えばいい事で先生に言う事じゃないだろ」