『慎君……解った……OK』



私がそう言うと慎君は大きなため息をつき何度も



『ありがとうございます』



と言って



『……実は俺……今日まで気付いてあげる事できなかったんですよ………本当に全く。学校で見てたくせに』




『そっかー。でも、気付かない時もあるって……あんまり気にしない!!』



でも慎君は気にします!とスパッと言って



『だから先生の事で俺ができる事は何でもするつもりっす』




これもその1つなんだ
って思った。


明日香を守る為。


だから慎君は正直に自分の思った事も話したじゃないか…って。




格好良いじゃん♪




私はまだそーゆー人に巡り会ってはいない。



少し明日香を羨ましいなーって思った。




でもOKしてもあの性格。慎君が言っても悩むだろうと思った。
だから



『慎君あのね?
もし慎君が言っても明日香が悩んでいる様なら電話させて!私が言うからさ』


『はい。
もし……じゃなく…そうなりそう……』



そして慎君と私のよみ通り明日香から着信があった。