けど笑いまくってた正雄が、ふと



「コレ始めてから解った気がするよ」




「何を?」




「お前が好きなのがさ♪可愛いわ先生」



だーろ?
やっと気付いたか!



「でも渡さないぞ」



誰にも。




「可愛いって言っただけじゃん!!恐いって!」



「あっはは!ありがとうな付き合ってくれて。月曜もよろしく」



「うん!」



明日は日曜日、結構眠そうな顔をしてる時があるから正雄には寝まくって欲しい。


けど



「……居ないな」



「……うん」




居るかどうか見るのに範囲を広げてみたが、ソイツらしい人を1度も見かける事はなかった。




「まだ家の近くに居るのかなー。何考えてるんだろー気になるよな?」




「ああ。でも、何考えてるかなんて知りたくもねーよ」



「…………こわっ!!」




俺はソイツから先生を守る事だけ考えればいいのだ。