「うん。……だって、知ってるかもしれないもの」



凄く落ち着いてきた私。
すると山崎君が頷き



「そうだね。知ってるかもね。

愛可さんの事も。俺達の事も」




すると山崎君はキョロキョロ周りを見渡し何かを取る。



そして




「見たよコレ」





それは私がクシャクシャにした私の事が書かれてる資料の一枚。


あの日私は電話がくる時まで、もう終わった事だからと資料を見ようともしなかった。


でも電話がきて不思議に思い資料を見て


……全部クシャクシャにしてそのままにしてた紙。





その紙を山崎君が




「破っていいよね?」



「う」



―――ビリビリビリ♪



「破っちゃった♪」




「……うん」




私が返事する前にビリビリに破った山崎君。




そして




「愛可さんと電話してる時見つけたんだけど………正直ビックリした。


1週間の行動……スゲー詳しく調べられてて。


でも、愛可さんには全部話してそれでも来てもいいってOK出てる」