「先生さっきね愛可さんから電話きたよ」




愛可?
思わずビックリした。




「先生寝てたから俺、勝手に出ちゃった。ごめんね」



またごめんって言ってる……



「……いいのよ。愛可なんて?」




すると山崎君が





「愛可さんにこの事話したんだ。
そしたらね………愛可さん来てもいいって」




「……えっ?部屋に?」




「うん。来てもいいって言ってたよ」




本当に?
行ってもいいの……?





………でも………ダメ……




「……行けないわ。……だって私……」



調べられてる……。


って言いたいのに声が出ない。



すると山崎君が私の手を握り





「調べられてる……から?」




「……うん。それもあるけど……もしかしたら」




「家にまで来るかもしれない……来たら……迷惑かける」




私の思ってる事を山崎君が代わりに言ってくれる。



だから