「でもね……9時位だったかな………電話きたのよ……ご・ごめんなさいって」




9時!?……俺が電話した前だ……その日俺は……




そんな事を考えながら話を聞いていると
先生は目に涙を溜めながら





「し・調べてたの……私の……行動も……全部っ!」


「……そしたら朝電話きてまた謝るのっ!!……切ったら帰り学校の近くに居て……また夜電話きてっ!!」


「何回も電話きてっ!!今度は学校の前に居たのっ!!……さ・さっき家の前に居たのっ!!……グスッ……恐い……恐いよ……慎っ」




髪の毛を鷲掴みし、また泣き始めた先生。




俺はそんな先生を強く抱き締めた。




すると先生は俺にしがみ付き




「グスッ……グスッ……うぇぇん」





泣きじゃくる先生の体は





ブルブル






震えていた。