それでもいいって言ってるのに、私は何度頭を下げさせているのだろう。




「清水先生どうしても無理ですか?」




「……本当に2、3時間でいいんですか?」




「は・はいっ!!」




急にシャキッとなった校長先生。




「始めから言っておきますが、私断りますよ」




「はいっ!!じゃあ!!」



私は校長先生の粘りに



「……はい。形だけなら」



負けた。




ありがとうございます!!
何度も言う校長先生。





山崎君……どう思うかな。



怒るかも……



そして……




「清水先生?」




「はいっ!すいません」



「いやー頼んだ私が言うのも変ですが、清水先生はその人の事が本当に好きなんですね」




「はい」





でも、いくら好きでも理解してくれない事もある。





だけど今日ちゃんと話して言わなきゃ。





終わり……




に、なるかもしれないけど。