「だよな。きっとこの話で持ちきりになるぜー。やっぱ電話して先に聞けば?」




首を横に振る俺。




「さっきも言っただろ?詳しく聞けるって」




先生は電話やメールでも、この事を包み隠さず話してくれるだろう。

でも俺はこの話を授業で先に先生の口から聞いても、後から直接会って聞けるならいい。






「そうだった!!スゲー好きでスゲー信じてるんだったな!!あっはは!」




そう言って俺をバシバシ叩く正雄。



スゲー殴りたい気分。
でも俺は我慢し




―――――ガシッ――――――



正雄の腕を掴み



「教室に戻るぞ」




そう言った後、腕を放し体育館から出た。




教室に戻る間正雄が





「力込めやがって!!まだ腕ズキズキするんですけど!!」




うるさかった。