「……だってー慎♪」



そして俺にくっついてくる。



「ふーん」




すると笑い声が……




目を向けると、ドアの所で話をしている2人が居た。


1人はこちらに背を向けているけど、もう1人




「あはは!」





こちらに顔を向けてる人の笑った笑顔が凄くいい。





しばらく見ていた。
すると




―降り口、左側です。―




俺が立ち上がると



「やっぱり私も降りる♪」



「はぁ?……俺バイトなんだけど」




「知ってる♪少しでも慎と一緒に居たいもん!だから見送りするね♪」




そして立ち上がり腕にしがみ付いてきた。



でも俺は何も言わなかった。



だって
好きにすれば?と思っていたから。