『俺は明日香が笑っていればそれでいい』


『明日香が笑うなら何だってする』


『明日香の辛い顔と悲しい顔は見たくない』



大村は俺が思ってた事をサラリと言った。






なんだよ……




全て先生の為じゃねーかよ



従兄弟で



好きでもなく妹………




どうしてそこまで先生の事



アイツは見守るんだ?




どうして何でもいいって言える?



どうしてあんなに理解してる?



どうしてなんだ……





今日の事は先生に話すつもりは無かったが、夜電話をすると話し中でふと大村の存在が頭をよぎった。




その後電話を掛けなかったし、掛かってきても出なかった。