目の前の大きな海を見たら勝手に動いた私の足。



波打ち際で立ち止まり海を見ていた。




「待ってよ。先生」


後を追ってきた山崎君。



「あっ!ごめん!またやっちゃったね」



気持ちがはやるとつい…やってしまう私の悪い癖……。




「いいよ!もう慣れた!」


そう言って私の手をひっぱり波が来ない所まで下がる。



しばらく手を繋いだままその場で海を見ていた。



「海綺麗だねー!!」




「うん。そうだね」