「いいよ。さっきも言ったじゃん?解ってたって。
俺も困らせて……ごめん」



(先生の本音聞けてよかった)



「い・いいのよもう。ほ・本当は言われて嬉しかった」



私は少し落ち着き顔を上げてみた。

微笑む先生に少し照れてしまう俺。



「で・でもショックだな……俺に嫌われてもいいって思ってたなんて……。
俺先生の事嫌いになった方がいい?」


(照れ隠しに俺はなんて事を!!)



(えっ!?)


「確かに嫌ってって思った事あったわよっ!!
その方が楽って思ったし!!
私は今はそう思ってないけど嫌いになってもいいわよっ!!」


(こんな時にバカ!!なんで正直に言えないのよ!)