俺の腕の中で固まっている先生。
気が付いたら腕の中にいて涙が止まった私。



「や・やめてよっ！！」


（やっぱり駄目！）



「やだ」


（忘れられないって言ったくせに）



俺は更にギュッとした。
強く抱き締められて急に涙が出てきた私。


「先生泣かないで……」

（もういいじゃん先生）



「グスッ……
わ・私山崎君の気持ち知ってて、あんな事言ったからき・嫌われてもいいって、しょうがないって……グスッ

ほ・本当にごめんね。
あ・あんな事言って」



（もう無理……）