トボトボ職員室に戻りながら





(ただの自惚れかもしれない。
でも…………
今日もまた山崎君……見ていた気がする………)




あの日から数日たったが、視線を痛いほど感じていた。



生徒がこっちを見る…とは違う




視線。




(気付いていなかっただけで、いつもそうだったのかもしれない………)




気付いてからいつも通りにするのが精一杯だった。




(私があの時逃げずにはっきり言えばよかった…………)




トボトボ職員室に戻った。