「え...? 記憶...障害...!?」 突然、透和がトイレの間に知らされた透和の記憶障害。 「...そうなの。 でも、全部忘れた訳じゃなくて...その、」 透和は、透和ママとも 普通にいつも通り会話していた。 「...忘れられたのは、私、だけ...?」 言いづらいように、透和ママは口を閉じた。 「...事故の瞬間、1番思った人だけを忘れたらしいのよ」