「...え?透和が?」 昼前。 ボーッと外を見ていると、ナース服の透和ママが嬉しそうに私に言った。 「えぇ! 意識がないだけで、体は元気なのよ。 危ない時間も過ぎたし、普通の病室に戻るって!」 ホッ...。 線やマスクも外れ、大体 歩けるようになった私はホッと胸を撫で下ろした。