「ほら! 見て!」


出て来たレシートを見た瞬間、タエがはしゃいだ声を上げた。


「え?」


レシートを確認してみると、それは黄色いレシートだった。


定食を食べている間にすっかり忘れてしまっていたけれど、そう言えばそんな話をしていたか。


幸太郎はそう思いながら黄色いレシートを受け取った。


レシートの一番下には《ストラップ》と書かれている。


「へぇ。これが俺のラッキーアイテムってこと?」