黄色いレシート

☆☆☆

翌日、昨日の残りのチャーハンを食べたタエは狸の姿で家を出て、森を出る寸前に少女の姿に変化した。


一応自分の姿を確認しておく。


うん。


今日もとてもうまく化ける事ができている。


人間のみんなはあたしがタヌキだなんて、きっと思いもよらないことだろう。


タエはそう思い、鼻歌交じりで食堂へと向かう。


そのお尻にシッポが出てきているのを見て、先に食堂に到着していた堤さんがクスッと笑った。