真白side

真白「ただいま」

なるべく小さい声で言う

扉が閉じる音を聞きつけて
母親がリビングから出てきた。

母「真白ちゃんおかえり
昨日はごめんね」

そういうなり抱きついてきた。

真白「私もごめん」

お互い思ってもない謝罪をする。

母「ねぇ、真白ちゃん
あなたどこにいたの?」

真白「知り合いのところだよ」

母「知り合いって男?」

母の声が低くなる。
やばい…

真白「違うよ、女の子だよ」

母「なら、なんで男の人の匂いがするの!!」

真白「その子のお兄ちゃんに送って貰ったから…」

母「嘘つかないで!!
送ってもらっただけでこんな
匂い移るわけないでしょ!!」

真白「ほんとだよ!!嘘じゃない!」