光を失った天使

とりあえず、連絡先は交換した。

ちゃんと連絡してくれるだろうか…
いや、きっとしてくれないな…

寂しさが少し込上げる。

バイクを走らせ倉庫に戻った。

空「海里、何か分かった?」

海里「いや、何も
父親は会社員、母親は主婦、兄は大学生
近所でも家族仲がいいとしか」

湊「おかしいね、だったらなんであんな怯えてたんだろ?」

幸弥「あれだろ!怒ったらガチで怖いとかじゃね!?」

海里「だったらあんな目をするか?」

全員黙る。

あの目は普通じゃない。
生きる事を諦めた目をしていた。

何があの子をそうさせた?