光を失った天使

空「そうだ、連絡交換しとかない?
何かあった時とか念の為に」

真白「えっ、あっいや…」

空「拒否権はないよ?
ほら、スマホ出して」

空、笑顔なはずなのに怖いよ…

仕方なく連絡先を交換した。

家族以外の名前があるのなんか不思議

空「じゃ、何かあったら連絡してね
出かけたりする時もだよ?」

わかった?絶対だよ?と何度も言われ
頷くしか無かった。

空はバイクに跨り私が家に入るのを待ってるみたいだ。

どこか出かけるつもりも無いし。
空達に会うのはこれで最後なのに…

次会うときはもう私はきっとこの世に
いないんだろうな…

真白「バイバイ…」

小さい声だったから聞こえてないかもしれない

私は扉を開け家の中へ入った。