光を失った天使

本当は帰りたくない。
あんな地獄に戻るなんて…

それならいっそ
死んだ方がまし…

空「真白ちゃん?本当に帰っていいの?」

私がどんな顔していたのか
空の方が辛そうな顔で見てくる。

真白「…。帰りたくない

でも、お母さん心配してるから」

ヘラッと作り笑いを浮かべる。

空「そっか。」

そう言うと空は棚から袋を持ってきた。

空「これ、真白ちゃんの服。
着替える?」

うん。と頷くとこっち。とさっきのクリーム色の部屋に連れてかれた。

空「着替えたら、送るね」

空はにっこり笑い部屋を出ていった。