「ありがとう。
僕のことは空って呼んで。
あと敬語なしで話して欲しいな」

「はいはい!僕も!僕も湊って呼んで!」

「分かり…分かった。」

敬語で話そうとしたがやめた。
2人の顔が一瞬真顔になったから。

「じゃ、早速だけど行こうか。
手、繋いでもいい?」

そういうと、空は手を差し出してきた。

私は頷き手を握る。


私は自分から触れるのは大丈夫なんだけど
急に触られたりするのが無理なんだ。

声かけられたら大丈夫だと思うけど…



手を握られるとは思ってなかったのか
空が驚いた顔をしている。