ザーザーと土砂降りの雨の中
傘もささず行く宛てもなく歩く。
今日は金曜日なのに人が少ない。
いるのは夜の蝶やそれの客。
そりゃ、こんな土砂降りじゃ人も少なくなる。
繁華街を抜け、大きな公園まで来た。
私は階段の真ん中に座り込む。
私の名前は神崎真白(かんざき ましろ)16歳
生まれつきの白い髪に、赤い瞳
胸下まである髪は雨に濡れ邪魔くさい。
2月の雨は冷たいはずなのに何も感じない。
頭がボーっとする。体もダルい。
そう思いながら体を丸める。
目を瞑り意識が遠のいて来た時
急に雨が止んだ。
いや、止んだと言うより私の所だけ雨がなくなった。
「風邪ひくよ?」
頭上から男の声がする。
私は顔を上げるのも億劫で無視をする。
「大丈夫?何かあった?」
それでも声をかけてくる。
「大丈夫です。」
そう一言だけかえした。
早くどっか行ってくれ。
そう思うも男は話しかけてくる。
「寒くない?女の子がこの時間1人じゃ危ないよ」
「ほんと、大丈夫なんで。」
私は立ち上がり、その場を離れようとした。
ズルッ!
あっ、落ちる…
雨で足が滑り階段から落ちそうになりギュッと目を瞑る。
あれ?痛くない…
「大丈夫?」
男が咄嗟に私の腕を掴んだお陰で私は階段から落ちずに済んだ。
傘もささず行く宛てもなく歩く。
今日は金曜日なのに人が少ない。
いるのは夜の蝶やそれの客。
そりゃ、こんな土砂降りじゃ人も少なくなる。
繁華街を抜け、大きな公園まで来た。
私は階段の真ん中に座り込む。
私の名前は神崎真白(かんざき ましろ)16歳
生まれつきの白い髪に、赤い瞳
胸下まである髪は雨に濡れ邪魔くさい。
2月の雨は冷たいはずなのに何も感じない。
頭がボーっとする。体もダルい。
そう思いながら体を丸める。
目を瞑り意識が遠のいて来た時
急に雨が止んだ。
いや、止んだと言うより私の所だけ雨がなくなった。
「風邪ひくよ?」
頭上から男の声がする。
私は顔を上げるのも億劫で無視をする。
「大丈夫?何かあった?」
それでも声をかけてくる。
「大丈夫です。」
そう一言だけかえした。
早くどっか行ってくれ。
そう思うも男は話しかけてくる。
「寒くない?女の子がこの時間1人じゃ危ないよ」
「ほんと、大丈夫なんで。」
私は立ち上がり、その場を離れようとした。
ズルッ!
あっ、落ちる…
雨で足が滑り階段から落ちそうになりギュッと目を瞑る。
あれ?痛くない…
「大丈夫?」
男が咄嗟に私の腕を掴んだお陰で私は階段から落ちずに済んだ。
