「でも、私なんて…守る価値無いですよ。」

「…っ。
真白ちゃん。
価値がない人間なんていないよ。

時と場合には寄るけど
真白ちゃんはちゃんと価値のある人だよ」

まただ、また如月空が悲しそうな顔をする。

なんで?そんな悲しそうな顔するの?
何がそんな悲しいの?

分からない。

私は悲しいも嬉しいも
もう分からない。

私の感情どこか行っちゃったから…