「あの!服…」

「…。、あぁ!

昨日、雨ですごい濡れたでしょ?
だから服だけ着替えさせたんだけど…
ちょっと大きかったみたいだね」

いやいやいや、ちょっとどころじゃないし…
ていうか、着替えさせた?誰が?こいつが?

「あっ!大丈夫!何も見てないから!
ほんとに!目つぶりながらやったし!」

如月空はあたふたしながら言う。

「迷惑かけてすみません。
これ、洗って返します。」

「大丈夫だよ、何着か変え置いてあるし…」

「分かりました。
ありがとうございました。」

そう言ってベットから立ち上がろうとしたら、
視界が揺れた。

揺れたというか、体がよろけた。

「大丈夫!?」