「紅蘭です…」

「まじ?

僕たちと一緒じゃん!
そっか、それなら学校行ってないの納得だ」

男は笑顔で頷く。

眩しいなぁ、太陽みたいな笑顔…
私はもう笑い方なんて忘れちゃった…

「お腹すいてない?

さっきコンビニで食べれそうな物買ってきたけど」

なんかさっきもそんなこと言ってたような…
今はこれと言ってお腹は空いてない。

元々、そんな食べる方じゃないし。
なんなら食べないことの方が多い。

「いえ…大丈夫です。」