男がキョトンとした顔になる。

「あー、ごめんね。
僕、如月空(きさらぎ くう)17歳 高二だよ
ここはね、僕たちの溜まり場って言ったらいいかな?」

如月空と言った男は、柔らかそうなさらりとしたピンクの髪にピンクの瞳。

すごい整っていて、誰もが惚れそうな顔してる。
ずっと にこにこしてて気持ち悪いけど…

昨日、話しかけてきたのはこの人か…
ていうか、溜まり場?

そんな悪いことしてそうな人とは思えないのに
世も末だなぁ…

そんなこと考えていたら
如月空が話しかけてきた。

「君の名前聞いてもいい??」