「私に恨みがあるのなら、悪いけどもう忘れて。都合のいい話かもしれないけど、正直覚えていないから……………」 私はそう言って弁当箱をカバンの中にしまい込むと、はや歩きでこの場を去った。 敵ばかり作ってる自分が憎い。 これじゃあ、いつか刺されてしまいそう。 少しでもいいから、何かきっかけがあればいいんだけど。 前の私とは違うって教えれる何かが。