世界で一番大切な物~brother~

そのあとのことは
あまり覚えていない。

ただただ泣き叫んで
『海斗が中にいるの!』って
何度もマンションに入ろうとした。

消防車や救急車、パトカーがやってきて
消火されて気が付いたら
父が仕事場から戻ってきていた。

『海斗が...』って父に泣きつくと

『お前はここにいろ』って
オバサンに私を預けて中に入って行った。