大丈夫、大丈夫…っ! この私の、お守りさえあれば… 小さい頃からいつも肌身離さず持ち歩いているお守りを胸の前で祈る様にして握りしめる。 「…おい、幽霊じゃねぇよ」 は…? なんかこの声聞いたことある気が… んん??幽霊じゃない? 幽霊じゃないならっと私は勇気を振り絞って振り返った え、 「拓…さん!?」 なんと!拓さんが私の後ろで不機嫌そうに突っ立っていた