お隣さんと内緒の恋話

雅は私が鼻を隠しているのに気づいた。



「 あ、香水だな… ごめん、1回 窓全開するから 」



えっ!! 隙間でも 寒いのに?



「 わかった、やっちゃって 」



前後の窓が全開になり、私は全身の筋肉が寒さで強ばった。




う~ 寒いーっ




「 寒波だよ、雅くん平気なの!? まだ風邪治ってないのにっ 」

「 気合いだよ、気合い。冷たい風もたまにはいいだろ 」




拷問だよ~ 寒すぎてたまらん!



寒さで体が冷えきり 小刻みに震える体をどうにかしたくて身を縮める。

鼻水さえ出ている感覚もなく、顔が冷たく指先までが感覚が鈍い。




雅くん、そろそろ窓閉めないかな…

これじゃ私が風邪ひいちゃう…

ほんと寒いようっ



「 椿ちゃん寒い? ちょっとデパ行こうか 」

「 うん… 」



って言うか 窓閉めてぇ!



せめて自分の側だけでもと窓を閉めるためにボタンを押すが窓は閉まらない。



なんで!?

どうして動かないのっ



車の構造はまだまだ子供の私にわかるわけもなく、まさか、雅が窓を閉めないようロックしていたなんて知るはずもない。




「 ふ… もうちょいでデパだからな 」




え~ なんか笑ってる…

この状況が楽しいわけ?

葵… 助けて… 凍える~



「 雅くん、窓閉めて!寒すぎて ガチガチだよ… 震えが止まんないの 」

「 子供は風の子!」




はあ?

意味不明だし!!

寒いーっ