お隣さんと内緒の恋話

雅の頼みに嫌な予感がした。




「 椿ちゃん… 彩香から電話がきて、店に葛西が小遣いをせびりに来て、渡さない彩香を突き飛ばして… 」

「 ええっ!葛西くんがそんなことを!」

「 で、突き飛ばされた彩香は 尻もちついて手首を痛めたらしいんだ 」




そんな、葛西くんお姉さんに何してんのよ…

学校じゃそんなことするように見えないのに。




「 じゃあ、彩香さんは病院に?」

「 痛めた腕じゃ車は危険だしな、病院に連れてくが、彩香は葛西と一緒にいたくないらしい… 言い出したら頑固でさ 」




ん~ つまり?


私の解釈でいくと… 葛西くんと一緒にいたくない彩香さんと一緒にいてやる?

それか、自宅に呼ぶから葵を頼むとか?




「 雅くん、彩香さんを泊めちゃう…とか?」

「 ビンゴ!」




あ~…… 雷落ちるよ、葵の雷が。




「 ビンゴ!じゃないよ、雅くん… 呆れちゃう、また葵との約束破るの?」

「 破ると言うよりは、緊急事態だからね? ん?」



すごーく、嘘っぽ~い。




「 緊急事態にしても、自宅に泊める必要がどこにあるんですか?
しかも葛西くんのお姉さんなのに… なんかしたりしたら、葛西くんが暴れますよ!」

「 もう、椿ちゃん 先読みしてどうすんの、妄想しちゃダーメ。
俺は何にもする気はないよ、俺はね。
しばらく落ち着かせたら送るつもりだよ 」



ふぅん…



「 俺は、つもり、…そればっかり言ってて信用出来ないな。 だって 雅くんだし 」

「 椿ちゃん、もう いけずだな~」




意味わかんないし。




「 とりあえず、彩香が落ち着いたら合図って言うか連絡するからさ、何とか葵を頼むね 」



そう言って 雅が自宅に戻っていった。



は~… 葵と一緒にいられるのは嬉しいけど、雅くん大丈夫かなぁ

絶対 平常心なさそうだし、彩香さんと二人でいたら…

怪しいっ