「どういうことだ。」

マシンガントークをまた強くにらみつける。

中谷はそういう世界の人間じゃないはずだ。

なのにどうして結愛に危険が迫ってるんだ?

「まぁまぁ。私がいるからだいじょーぶ!」

1ミリも安心できないんだが・・・。

「あ、自己紹介まだだったね。」

マシンガントークは今更自己紹介をしてくる。

「柿谷 香織。誕生日は7月7日。」

「聞いてねーし。」

俺の言葉が聞こえてないのか、マシンガントークはしゃべり続ける。

「あ、今日7日だね。香織って、織姫の織って書くんだよ。」

俺は耳を疑った。

腕に鳥肌が立つのが分かった。

まさか、コイツがあの、織姫なのか?