極悪プリンスの恋愛事情



「まぁ、木下先生はだいぶ堅物だけど授業態度良くて課題もちゃんと出してる生徒なら大目に見てくれるって!」


グッと親指を立ててウィンクをする皐月。

そんなキメ顔で言われても、毎度怒られてる人の言葉じゃ説得力にかけるんですが。


「ついでにどっかのカフェで課題もやろうよ」

「う、うん」


まんまと皐月のペースに乗せられてるような……と思いながら首を縦に振る。

そういえば今日の課題も木下先生のやつだっけ。

提出遅れたらお叱りが飛んできちゃうし、忘れないようにしないと……!


そう意気込んだところであることに気がついた。


あれ。そういえば課題のプリント配られた後どうしたんだっけ。

受け取って机に入れて……そのまま────。


サーッと血の気が引く音がした。