ファンの子に囲まれてご飯を食べる凛くんの姿を見つけてしまったせいだ。
今朝の言葉嘘じゃなかったんだ………。
女の子と関わるのをずっと拒んでいたはずなのに、どうして気持ちが変わってしまったんだろう。
ズキリと胸が痛む。
ファン子に見つかる前に早くここから離れなきゃいけないのに。
なんで、私の体……動かないの。
「うわっ、またいるじゃん花野井静香」
案の定、あっさりとファンの子に見つかってしまった。
「こっち見んなよ!」
「目障りだから早く消えてほしいな〜」
ズカズカとこちらに近づいて罵声を浴びせてくる。
私自身も何がしたいのかわからずその場に立ち尽くしていた。



