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「んじゃ、私は部活行くね」
「うん、また明日」
放課後、部活に行く皐月に手を振ってから、誰もいない教室でシャーペンを動かしていた。
はぁ……早く帰りたい………。
昼休みに予想外の事件があったせいで、日誌がなかなか終わらない。
こんな憂鬱な日に限って週番だなんて、私はことごとく神様に嫌われている。
どうせこんな日誌、たいして見もしないんだから書かなくたっていいじゃん！
今日一日の感想、という欄を見て無性に腹がたった。
相崎くんに変態だと思われました。なんて書いたら、先生は怒るんだろうなぁ………。
ふざけないで真面目に書け！って。
本当のことを書いて何が悪い。
……まぁ、そんな自虐ネタ書かないけどさ。
１人で激しい会話を繰り返し、当たり障りのないことを記入してから、一息吐いた。
