「そ、それよりなんで凛くんは執事なんか着てるの?」
他にも聞きたいことは山ほどあったけれど、突っ込まずにはいられなかった質問をようやく投げかけた。
私と岸本くんの前に現れて1番に驚いたのは彼の服装だ。
私を連れ出した意味もわからない上に執事服まで着てるもんだから、もっと意味がわからない。
まぁ、かっこよすぎるくらい似合ってるから得した気分だけど………。
「教室から取ってきた。花野井が俺の執事服見たいって言ってたから」
「へ!?そんな理由で!?」
さっきまで顔を赤らめていたはずの凛くんは、何事もなかったようにケロッとしている。
「俺はお前に借りを作りたくねーんだよ」
「借り?………って、なに?」
心当たりのなさに頭を悩ませた。
うーん。何かしたかな……。



