君だから。



何かあったのかな?


気になったけど、触れてはいけない気がしてとりあえず頷いた。


「私は、晴翔くんのこと嫌いになったりしないよ。だから、そんな顔しないで」


「ごめん。ちょっと、昔のこと思い出してた…。行こっか」


そう言って歩き出した晴翔くんの横を歩く。


「うん。もうそろそろみんな来るね」


「あっ!もうこんな時間かー。早いなぁ」


あ、いつもの晴翔くんだ。


いつもの様に明るい口調で話す晴翔くんを見て私は安心した。


今日の遊園地楽しんでくれたらいいな────



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